past

Tokyo university of fine art and music

〜1992 東京芸術大学在学中にデザイン科でありながら絶えず素材と向き合いつつハンドメイドのデザインに取り組んできた制作をいくつか紹介します

1988『tape cutter』

素焼きと漆。「積み木」をテーマに極めてシンプルなテープカッターを考えた。
テープは粘着面を上にセットする。
素焼きは彫刻科、漆塗りは工芸科の同級生にお願いした。
(1989デザインフォーラム 入選)

1989『dinosauro』

地球上に存在する生命に、「光」はどのような役を演じているのか?生命の繁栄と絶滅の象徴である「恐竜」をテーマにしたオブジェ的照明器具。
コンクリート、金属、ガラス、陶、樹脂、スピーカー、照明、さまざまな素材と光と音の組み合わせにチャレンジした。
(1989コイズミ国際照明コンペ 銅賞)

1989『sea speaker』

音源を床に反射させ、無指向性の音場を創り出す。視覚的な音源の無意識化。
海に包まれたイメージの感覚的音場を再生する。
素焼きの素材と内部の突起構造により、優れた吸音効果を持つエンクロージャが完成した。
(1991デザインフォーラム 入選)

1989『滑り台』

公園の遊具を考えた。
子供はどのような形に興味を引かれるのか?
機能からの発想を捨て、興味からの発想を試みた。

1990『上野の森の展望台』

高台に登ると一目で自分の位置を理解する事ができる、上野公園の究極のサイン計画。
しかも、ただの究極ではない。頂上で理解した地形も2重螺旋を下ると「無」に帰るという、究極にくだらない提案である。

1990『coffee table』

「機能とは精神を満たすこと」をテーマに、無駄の贅沢を追求したコーヒーを飲むためのテーブル。
モチーフの羽は、精神の解放をイメージした。
彫刻科の実習室にスペースを間借り(デザイン科には工房が無かった・・・)して木を掘り続けた。
(高岡クラフトコンペティション1991 入選)

1992『BMWのスツール』

ある日、意味も無くBMWのビンテージバイクのサドルだけを買った。形も素敵だったけど、くっ付いていたスプリングが妙に気になった。3年間転がっていたガラクタをワークスツールにしてみた。
美術工芸金属加工を専門とする金属加工製作所に毎日通って制作に取り組んだ。
(連作のテーブル、環境音スピーカーと共に東京藝術大学 サロン・ド・プランタン賞)
Tokyo university of fine art and music
〜1992 東京芸術大学在学中にデザイン科でありながら絶えず素材と向き合いつつハンドメイドのデザインに取り組んできた制作をいくつか紹介します
ILYA 〜 JAL本社ビルエントランスホール
1996 株式会社イリア設計部在籍中もっとも勉強になった物件の一つ
プロMTBダウンヒルレーサー
1997~2004 “デザイナーは遊びも本気でなくてはならない”を実践としてチャレンジした