IGAS2022 GICSブース設計
2022.11
2022年11月にビックサイトで開催されたIGAS2022の GICSブース。
高原さん(GICS創立者社長)とはそろそろ20年近いお付き合い。お会いした2004年当初から印刷業界におけるSDGSを実践されていたことから意気投合させてもらっています。
これまで、2003年のr-homeworks設立以前の1997年に建築家である伊藤嘉朗氏とユニットを組んで以来かかげてきた極限まで無駄を無くすことを標榜した設計にチャレンジしてきた。
今回の設計は、展示会で圧倒的なローコストとなるレンタルトラスシステムに再利用可能なメッシュターポリンのバナー、再生パネルを利用したストックヤード、展示会終了後に事務所に移設するカウンターやスタンド什器によって構成している。
①限りなくゴミを出さないこと
②構造と構成を限りなく単純化すること
③ローコストであること
④再利用可能であること
⑤輸送重量と体積を圧縮すること
などなど独立から25年間デザイン事務所続けてきた中で、今回の設計は上記のような複合的視点から、エネルギー消費を削減する取り組みにたいする一旦の集大成なのかもしれない。
開催前日の会場全体を歩いて今回の参加企業ブースを注意深く観察した中で、GICSは現社会の中でダントツの判断力を持った企業の一つだと確信した一日でした。
企業CIは、e.d.sの水川史生氏によるデザイン。
ブース施工はトウシン企画の柴田さんとBBカンパニーの島田さん、秋田からの遠隔で設計協力してくれたPLASSの新妻さん、阿吽の動きでブースを完成してくれて心から感謝しています!