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ラジオの壁プロジェクト

2021.07

エフエム秋田メインウォールのグラフィックデザイン。
2021年7月28日に、3名の学生が手がけたラジオ局のメインウォールが完成しました。
以前「街の小さな小さなプロジェクト」でも書いたように、街中の壁は、個人や企業の所有物であっても、第三者の目に入る時点で公共的な義務が発生するから、あえて壁画という言葉を使わない。その壁の持ち主が持つ想いやコンセプトと、その壁を日常的に目にする関係者や地域住民への新たな価値発信の役割、更にはその壁を通して如何にインタラクティブな関係性を誘起させるか?といった問いに、都度プロジェクトに参加する学生と共にチャレンジしています。
今回はラジオ局の壁ということで、出演者に向けたインタビューボードの用途を盛り込みました。1980年台に存在していた犬キャラのリメイクや、電波をイメージした波形にライブ中継をテキスト化した提案など、盛り沢山のデザインに仕上がっています。遠景から近景まで、記念撮影や自撮りを明るく楽しめるアイディアとレイアウトを心がけました。
お近くをお通りの際は、ぜひ立ち寄ってみてください!
ディレクション:今中隆介
協力:水田圭
デザイン/イラストレーション/テキスト:後藤夏希、斉藤弥琴、中川舞(秋田公立美術大学3年生)
マネージメント:田村剛(アーツセンターあきた)
刷新されたメインウォール(円柱はシミュレーションで白くレタッチしています。今後実際に工事をおこなう予定)。
エントランスエリアが明るい雰囲気に変身。
プロジェクト終了までずっと担当していただいたAFMの F氏。
ラジオ電波をイメージした波形にラジオ実況をイメージしたテキストが電波に乗って流れているアイディア。
開局から36年ぶりにアップデートされたイメージキャラクター。
恥ずかしながら自撮りした場合の写り方を確認。
幾度と繰り返してきたクライアントとの打ち合わせをもとに、数十回に及ぶ細かなミーティングを重ねた。
フィニッシュに向けたプロジェクターを使った等倍投影での検証。
施工前の状態。長きに渡って社の顔を飾ってきた。
現場確認するプロジェクトメンバー。

2021年

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