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Our Chair 〜 世界でもっとも軽い椅子へのチャレンジ
2020.9.7
2020版“Oru Chair”のファーストプロト(1.37kg)は若干の手直しを残してほぼ完成。
組み立ての工程では様々な課題を発見しましたが、構造的には予測通り必要十分だったので、セカンドプロトに向けて更なるシェイプをかけることで1.2kg台突入が射程距離に入ってきた!
ところで、超軽量の椅子作ってなんの意味があるの?ってよく聞かれます。
半分は完全に趣味(研究&軽量化フェチ:自転車マニアに多いw)の世界ですが、通常の椅子の世界では3kgを切れば軽量、2.5kgを切れば超軽量、2kgを切ればジオ・ポンティの世界一軽い椅子“スーパーレジェーラ”1.8kgに匹敵すると言われる中で、仮にこの椅子”OruChair”の合板の厚みの構成を現状の4mm×5.5mmのコンビネーションからディチューンして、5.5mm×9mmで組み変えたら重量は1.8kgで”スーパーレジェーラ”と同等になる。
制作はめちゃくちゃ簡単になるし、通常では倍以上の重さのある椅子の強度は十分に確保できるだろう。規格品の合板で部材取りもかなり効率化できているので、当然製造コストも安くなる。
スーパーレジェーラ同等に軽く、日常使いできて値段も安いしデザインもまあまあ気が利いているとなると、これからの高齢化社会には打ってつけの椅子の提案といっても悪く無いんじゃないかな。
2008年のチャレンジ
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